奨勤罰懶
読み方:しょうきん ばつらん
意味
勤勉に働く者を励まし、褒美を与え、怠ける者を罰すること。組織や集団の規律を保ち、努力する人が報われるようにするための方針をいう。
由来
「勤」を奨励し、「懶(らん)」(怠惰・なまけ)を罰する、という漢文調の対句から成る語です。中国古典の特定の一書に由来する故事としては確定しにくく、日本では近代以降、組織運営・人事管理・教育などの文脈でも用いられてきました。成立年代は明確ではありません。
備考
「懶」は「怠けること」を表すやや難しい字で、日常会話ではあまり使わない。賞罰を明確にする統治・組織管理の表現であり、硬い文章に適する。
誤用・混同注意
- 「奨勤罰懶」の「懶」を「乱」「欄」などと書き誤らない。
- 「奨」を「賞」とする表記も見られるが、日本語の四字熟語としては一般に「奨勤罰懶」と書く。
- 努力する者を無条件に優遇し、怠ける者を単に厳罰に処す意味に限定されるわけではなく、勤勉を奨励し怠惰を戒める方針をいう。
例文
- 会社は奨勤罰懶の方針を掲げ、成果を上げた社員を適切に評価した。
- 学級運営では、単に罰するだけでなく、奨勤罰懶の考え方で努力を認めることも大切だ。
- 厳格な奨勤罰懶は規律を生む一方、評価基準が不公平なら職場の不満につながる。
分類
類義語
対義語
- 賞罰不明
- 怠惰放縦