信賞必罰
読み方:しんしょう ひつばつ
意味
功績や善行のある者には、必ず適切な褒美を与え、罪や違反のある者には、必ず相応の罰を与えること。賞罰をえこひいきなく、公正かつ厳格に行うことをいう。
由来
中国戦国時代の思想家・韓非(前280年頃〜前233年頃)に関わる法家の思想に由来する。『韓非子』外儲説右上に見られる語で、「信賞」は功績のある者を確実に賞すること、「必罰」は罪のある者を必ず罰することを表す。統治者が秩序を保つための賞罰の原則として用いられた。
備考
主に組織運営、政治、軍事、教育などで用いる。厳罰主義そのものではなく、功績を正当に報い、違反には一貫して対処する公平性を重視する語である。
補足
- 「信賞」を「信じて賞を与えること」と誤解しない。「功績があれば確実に賞する」という意味である。
- 「必罰」は誰彼なく罰する意味ではなく、罪や違反があれば必ず相応に罰するという意味である。
例文
- 会社は成果と不正を同じ基準で評価する、信賞必罰の制度を導入した。
- 指揮官が信賞必罰を徹底したことで、部隊の規律が保たれた。
- 信賞必罰とは、単に罰を重くすることではなく、功績と違反を公平に扱う姿勢である。
分類
類義語
対義語
- 賞罰不明
- 賞罰不公