天理昭彰
読み方
てんり しょうしょう
意味
天の道理、すなわち人の善悪を正しく裁く道理は明白であり、善行にはよい報いが、悪行には悪い報いが必ずあるということ。悪事や不正は、たとえ一時は隠せても、結局は明るみに出て相応の結果を招くという考えを表す。
由来
中国の儒教的・道徳的な思想を背景とする語です。「天理」は天による普遍的な道理・正義、「昭彰」は明らかに現れることを意味します。特に「天理」という観念は宋代(11~12世紀)の朱子学などで重視されました。「天理昭彰」という四字の形が最初に確認できる特定の典籍や、日本で定着した正確な時期は明確ではありませんが、中国古典由来の漢語として日本でも用いられてきました。
備考
文章語・やや古風な表現で、悪事が露見した場面や、正義が実現した場面に用いる。「天」は宗教上の特定の神というより、道徳的な秩序・正義を指すことが多い。
例文
- 長年隠していた不正が発覚し、関係者は天理昭彰だと語った。
- 人をだまして得た利益は長続きしない。天理昭彰という言葉のとおり、いつか報いを受けるだろう。
- 冤罪が晴れて真犯人が明らかになったことに、遺族は天理昭彰の思いを抱いた。
類義語
対義語
- 不条理
- 不正横行
- 善悪不分