天南地北
読み方:てんなん ちほく
意味
天の南端と地の北端ほど、非常に遠く隔たった場所・地域をいう。また、各地に広く散らばっていることや、遠方をあちこち旅することのたとえにも用いる。
由来
中国・金代、13世紀初頭の詩人である元好問の詞「摸魚児(雁丘詞)」にある「天南地北双飛客」に見える表現として知られる。天の南、地の北という正反対で果てしなく遠い方角を並べ、遠隔の地や広い各地を表した。
備考
現代の日常会話ではやや硬く、文章語・文学的表現として用いられることが多い。「遠く離れた所」のほか、「各地に広く」の意でも使われる。
補足
- 「天地南北」と語順を入れ替えるのは誤り。
- 単に南北方向だけを指す語と解するのは不正確で、遠く隔たった地や各地を表す。
例文
- 進学や就職を機に、幼なじみたちは天南地北に散ってしまった。
- 商人は新たな取引先を求め、天南地北を旅して回った。
- 天南地北を隔てて暮らしていても、二人は手紙で交流を続けた。
分類
類義語
対義語
- 近在咫尺
- 一衣帯水