大殺風景
読み方:だいさっぷうけい
意味
景色・部屋・文章・催しなどに趣や彩り、面白みがまったくなく、非常に味気ないこと。「殺風景」をさらに強めた言い方で、単に物が少ないだけでなく、見る人に寂しさや物足りなさを感じさせる状態をいう。
由来
「大」は程度が非常に大きいことを表す接頭語、「殺風景」は風景や趣を「殺す」、すなわち損なって味気なくするという意味から成る語である。「大殺風景」はこの「殺風景」を強めた日本語の表現とされる。成立した正確な年代・特定の典拠は明らかでないが、近世以降に定着した語と考えられる。
備考
主に部屋・景色・装飾・文章・催しなどについて用いる。「大」は「おお」ではなく「だい」と読み、「だいさっぷうけい」が標準的な読み方である。やや文章語的で、否定的な評価を含む。
誤用・混同注意
- 「だいさつふうけい」と読むのは誤り。標準的な読みは「だいさっぷうけい」。
- 「殺伐風景」は「殺伐」と「殺風景」を混同した非標準的な表記である。
例文
- 新しい事務所は机と椅子しかなく、大殺風景な印象だった。
- 壁に絵や写真を飾ったら、大殺風景だったリビングが少し華やいだ。
- 説明だけが続く大殺風景な資料では、聞き手の関心を保ちにくい。
分類
類義語
- 無味乾燥
- 味気ない
- 殺風景
- 索然
- 単調