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大機大用

読み方

だいき だいゆう

意味

禅宗で、悟りを得た者やすぐれた指導者が、相手の資質・状況を的確に見抜き、最も適した手段を自在に用いて導く、力強く卓越した働きのこと。「大機」は大きな機略・機能、「大用」はそれを十分に発揮する作用をいう。転じて、優れた才能を存分に生かすことにもいう。

由来

中国禅に由来する仏教語である。唐代(9世紀)の禅僧・臨済義玄に代表される、鋭い機鋒で人を導く禅風を表す語として知られ、宋代以降の禅林で定着したとされる。「機」は人を導くための機略・契機、「用」はその働きや作用を指す。特定の初出文献と成立年は確定していない。

備考

日常会話ではまれで、禅・宗教に関する文脈や人物評、評論で用いられる。単に「大きな機会」を指す語ではなく、相手に応じて自在に働きを発揮するという禅語的な含みがある。

例文

  • 禅師は弟子の迷いを一喝で断ち切り、大機大用を示した。
  • 危機的な交渉では、相手の反応を見極めて策を変える大機大用が求められる。
  • 彼女は部下それぞれの長所を生かしてチームを導き、大機大用の手腕を発揮した。

類義語

対義語

  • 無能無策
  • 小機小用

この四字熟語に使われている漢字