夢筆生花
読み方:むひつ せいか
意味
すぐれた詩文・文章を書く才能が豊かに備わっていること。また、そのような文才をもつ人をたたえる語。筆の先に花が咲くほど、華やかで優れた表現を生み出す才能をいう。
由来
中国・五代十国期の文人、王仁裕が10世紀前半から半ばに編んだとされる「開元天宝遺事」に由来する。詩人の李白が若いころ、夢の中で自分の筆の先に花が咲くのを見た後、天下に名の知れた詩文の才能を発揮したという故事から、「卓越した文才」の意味になった。
備考
主に詩文や文章の才能をほめる雅語で、日常会話ではあまり用いない。実際に花の咲く夢を見ることではなく、華やかで優れた文才を指す。
誤用・混同注意
- 実際に花の夢を見る意味ではなく、すぐれた文才をたたえる語である。
例文
- 新人賞を受けた彼女の詩には、まさに夢筆生花と評すべき瑞々しい表現がある。
- 編集者は、その作家の随筆には夢筆生花の趣があると絶賛した。
- 彼は夢筆生花の文才を身につけようと、古典を読みながら毎日文章を書き続けた。
分類
類義語
- 才気煥発
- 下筆成文
- 筆頭生花