夜雨対牀
読み方:やう たいしょう
意味
親しい友人や兄弟などが長い別れの後に再会し、夜の雨を聞きながら同じ部屋で寝起きして、心ゆくまで親しく語り合うこと。とりわけ、離れていた兄弟の再会と深い情愛をいう。
由来
唐代(8~9世紀)の詩人・白居易の詩「雨中招張司業宿」にある「能来同宿否、聴雨対床眠(来たりてともに宿るべきや、雨を聴き床に対して眠らん)」に基づく。雨の夜に友人と向かい合う寝床で眠るという情景から、久別後に親しく語り合う意となった。
備考
日常会話ではあまり使われない、漢文調で格調高い表現。単に一緒に寝る意味ではなく、久別した親友・兄弟が再会して交情を温める場面に用いる。「夜雨対床」とも書く。
別表記
- 夜雨対床
誤用・混同注意
- 「夜雨対牀」は、単に雨の夜に寝ることではなく、久しぶりに再会した親友・兄弟が親しく語り合うことをいう。
- 「牀」は「床」の異体字であり、「夜雨対床」と書いてもよい。
例文
- 海外赴任から戻った兄弟は、実家で夜雨対牀のひとときを過ごし、離れていた年月を埋めるように語り明かした。
- 学生時代の友人との再会は、まさに夜雨対牀と呼ぶにふさわしく、夜更けまで思い出話が尽きなかった。
- 父は弟との旅行を振り返り、「あれは久しぶりの夜雨対牀だった」と懐かしそうに話した。
分類
類義語
対義語
- 不倶戴天
- 骨肉相争