夜雨対床
読み方
やうたいしょう
意味
親しい友人や兄弟などが、長い別離の後に再会し、雨の夜に同じ寝床をともにするほど親しく、心ゆくまで語り合うこと。転じて、久しぶりに会った親しい者同士が、昔を語り合いながら親交を深めることをいう。
由来
中国・北宋の詩人、蘇軾(そしょく、1037~1101)が弟の蘇轍(そてつ)を契丹への使節として送る際に詠んだ詩「送子由使契丹」にある「夜雨何時聴蕭瑟、対床誰与話平生」に基づく。およそ1089年(北宋・元祐4年)ごろの作とされ、再会して雨音を聞きながら床を並べ、身の上を語り合いたいという兄弟愛を表した。
備考
主に兄弟や親友の深い親愛と、久しぶりの再会を表す雅語・文章語。実際に同じ寝床で寝る意味に限定されず、親しく夜更けまで語り合う情景として用いられる。
例文
- 海外赴任から十年ぶりに帰国した兄と、故郷の宿で夜雨対床のひとときを過ごした。
- 同窓会の後、旧友と遅くまで語り合い、まさに夜雨対床の情趣を味わった。
- 離れて暮らす兄弟が再会し、夜雨対床を楽しめる日を皆が待ち望んでいる。
類義語
- 風雨対床
- 促膝談心
- 膝を交える
対義語
- 反目嫉視
- 骨肉相争