夜郎自大
読み方:やろう じだい
意味
見聞や視野が狭いにもかかわらず、自分や自分の属する集団だけを非常に大きく、優れていると思い込み、得意になること。世間の広さや自分の立場を知らないまま、うぬぼれることをいう。
由来
中国前漢時代(前2世紀ごろ)の故事に由来する。『史記』「西南夷列伝」に、漢の使者に対して西南地方の夜郎国の君主が「漢と我と、どちらが大きいか」と尋ねたという話がある。広大な漢の存在を知らず自国を大国と思い込んだことから、見識が狭いまま自惚れる意となった。
備考
「夜郎」は古代中国の西南部にあった国名で、「野郎」とは無関係である。個人だけでなく、組織・地域・国家などが視野の狭さから自国・自集団を過大評価する場合にも用いる。批判的な語感が強い。
補足
- 「野郎自大」と書くのは誤り。正しくは、古代中国の国名に由来する「夜郎自大」。
例文
- 少し売上が伸びたからといって業界一だと思い込むのは、夜郎自大というものだ。
- 海外の事情を知らずに自国の制度だけが完璧だと断言する態度は、夜郎自大的に見える。
- 彼は小さな成功を過大評価し、夜郎自大な発言を繰り返して周囲を困らせた。
分類
類義語
対義語
- 謙虚
- 虚心平意
- 謙遜