垂名竹帛
読み方:すいめい ちくはく
意味
すぐれた功績を立て、その名声が歴史に記されて後世まで長く伝わること。「竹帛」は、古代中国で文字を書く材料だった竹簡と絹布で、転じて歴史書・書物をいう。名を歴史に残すほどの大きな功績を表す。
由来
「竹帛」は古代中国における書写材料の竹簡と絹布を指し、後には書物や史書の意味で用いられた。「名を竹帛に垂らす」、すなわち名を歴史書に残すという意から成る。明代の小説『封神演義』(16世紀末〜17世紀初頭成立)第六十一回に「垂名竹帛」の用例が見られる。
備考
漢文調の硬い表現であり、日常会話ではあまり用いない。近い表現に「名垂竹帛(めいすいちくはく)」があり、語順や読みを混同しやすい。
補足
- 「名垂竹帛(めいすいちくはく)」と語順・読みを混同し、「垂名竹帛」を「めいすいちくはく」と読まない。
- 「竹帛」を単に竹や絹そのものの意味だけで捉えず、ここでは歴史書・記録のたとえである。
例文
- 歴史家は、国難を救った将軍の功績を垂名竹帛の偉業として記した。
- その科学者は、人々の暮らしを変える発見によって垂名竹帛を期し、研究に打ち込んだ。
- 長年にわたる治水事業は、多くの住民を守った垂名竹帛の業績として語り継がれている。
分類
類義語
対義語
- 悪名千載
- 遺臭万年