因小失大
読み方:しょうに よりて だいを うしなう
意味
目先の小さな利益や些細な事柄にこだわったために、かえって大きな利益・価値・機会を失うこと。小事に執着して大局を見誤る戒めとして使われる。
由来
中国古代の思想書『淮南子』「説山訓」にある「因小而失大」に基づく成語。「因小」は小さな事柄に起因すること、「失大」はそのために大きなものを失うことを表す。目先の小事にこだわって大局を損なうことへの戒めとして、日本にも漢籍を通じて受容された。
備考
硬い表現で、日常会話より文章・訓戒・ビジネス上の反省などで使われやすい。「小に因りて大を失う」と訓読して理解される。
例文
- 経費をわずかに削った結果、品質が落ちて顧客を失うとは、まさに因小失大だ。
- 目先の値引きを拒んで長期契約を逃したのは、因小失大と言わざるを得ない。
- 数分の手間を惜しんで確認を怠れば、因小失大の失敗につながる。
- 安い部品を使ったせいで製品全体の信頼を損ね、会社は因小失大の痛手を負った。
- 小さな面子にこだわって大切な友人関係を壊すのは、因小失大である。
分類
類義語
- 貪小失大
- 小利大損
- 目先の利益にとらわれる
- 一文惜しみの百知らず
対義語
- 捨小取大
- 小を捨てて大を取る
- 大局着眼