貪小失大
読み方
たんしょう しつだい意味
目先のわずかな利益や小さな得に執着したために、かえって大きな利益・信用・機会などを失うこと。短期的な得を欲張るあまり、長期的には大きな損失を招く戒めとして用いる。由来
中国の成語で、「小を貪りて大を失う」という訓読に基づく。前漢代(紀元前2世紀ごろ)成立の『淮南子』などに見える「小利を貪って大利を失う」という趣旨の思想に由来するとされるが、四字句としての定着時期は明確ではない。備考
やや硬い表現で、日常会話より文章・スピーチ・経営や人生訓の文脈で使われる。否定的評価を伴う戒めの語。例文
- 安い材料に替えた結果、品質問題で取引先を失ったのは、まさに貪小失大だ。
- 目先の割引につられて不要な物まで買い込むのは、貪小失大になりかねない。
- 短期の利益だけを追って社員教育を削れば、会社は貪小失大の結果を招くだろう。
- 数千円を惜しんで保険に入らなかったため、事故で大損した彼は貪小失大を痛感した。
- 信頼を犠牲にして小さな利益を得ようとする商売は、結局は貪小失大に終わる。
類義語
- 小利大損
- 本末転倒
- 目先の利益にとらわれる
- 小を貪り大を失う
対義語
- 大義名分
- 先憂後楽
- 損して得取れ
- 急がば回れ