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回頭是岸

読み方:かいとう ぜがん

意味

これまでの迷い・悪行・誤りを捨てて心を改めれば、悟りや救いに至ることができるという意味。「回頭」は振り返って立ち戻ること、「是岸」はそこが彼岸、すなわち救いの岸であることをいう。過ちを悔い改めて正しい道へ戻ることのたとえ。

由来

中国禅宗の語。北宋の景徳元年(1004年)ごろに編纂された禅宗史書『景徳伝灯録』に見られる表現とされる。「苦海無辺、回頭是岸(苦しみの海は果てしないが、振り返ればそこが岸である)」という句として広く知られる。迷いの世界を海、悟り・救いを岸にたとえ、悪や迷いから離れて心を改めるよう説いた語である。

備考

仏教・禅語に由来し、改心や更生を促す文脈で用いる。単に「振り返る」という物理的な意味ではない。「是」は「これ」とも読むが、この語の慣用的な読みは「ぜ」。

誤用・混同注意

  • 「是」を「し」と読んで「かいとうしがん」とするのは一般的な慣用読みに合わない。標準的には「かいとうぜがん」と読む。
  • 単に後ろを振り返れば助かるという意味に解するのは誤り。迷い・悪行を捨てて改心することをいう。

例文

  • 彼は自分の過ちを認めて被害者に謝罪した。まさに回頭是岸の決断だった。
  • 何度失敗しても、正しい道へ戻ろうとするなら回頭是岸という言葉を忘れてはならない。
  • 悪事に手を染めた者にも、心から改心するならば回頭是岸の機会はある。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字