嘉肴旨酒
読み方:かこう ししゅ
意味
上等でおいしい料理と、味わいのよい酒のこと。酒宴でもてなす豪華な飲食物、またそれらを用意した盛大な宴席を表す。
由来
中国の礼書『礼記』の「投壺」にある「子有旨酒嘉肴(子に旨酒嘉肴あり)」に由来する。原文は「旨酒嘉肴」の語順で、主人が客に酒と料理を供する場面である。『礼記』は戦国時代から前漢期の礼制資料を集め、前漢の紀元前1世紀ごろに戴聖が編纂したとされる。日本では語順を入れ替えた「嘉肴旨酒」も四字熟語として用いられる。
備考
主に文章語・改まった表現で、祝宴や接待などの華やかな食事をいう。日常会話では「ごちそう」や「おいしい料理と酒」と言い換えることが多い。
誤用・混同注意
- 「嘉肴」を「かよう」と読むのは誤りで、通常は「かこう」と読む。
- 「旨酒」は単独では「うまざけ」とも読めるが、この四字熟語では通常「ししゅ」と読む。
- 原典の語順は「旨酒嘉肴」であり、「嘉肴旨酒」はその語順を替えた成句である。
例文
- 祝賀会では、嘉肴旨酒を並べて来賓をもてなした。
- 旅館は地元の食材を使った嘉肴旨酒で、客人を歓迎してくれた。
- 功労者をねぎらう宴には、嘉肴旨酒と和やかな会話が欠かせない。
分類
類義語
対義語
- 粗茶淡飯
- 粗食