唾手可成
読み方:だしゅ かせい
意味
物事をきわめて容易に成し遂げられること。ほとんど苦労や時間を要せず、成功が手の届くところにあることをいう。
由来
中国の漢文に由来する表現とされる。「唾手」は手につばを吐くほどのごくわずかな動作・時間を表し、「可成」は成し遂げることができる意である。「唾手可得」「唾手可取」と同系の言い回しで、容易に成功・達成できることをたとえる。確実な初出の文献および成立年は未詳である。
備考
現代の日常会話ではあまり一般的ではなく、文章語・硬い表現として用いられる。「唾手可得」と意味が近いが、「可成」は成功・達成、「可得」は入手に重点がある。
誤用・混同注意
- 「唾手可得」と混同しやすいが、別の四字熟語である(意味は近い)。
- 「唾手」を「だて」と読まず、標準的には「だしゅ」と読む。
- 「可成」を「かじょう」と読まない。標準的な読みは「かせい」。
例文
- 十分な準備ができているので、この計画の実現は唾手可成だ。
- 基礎を固めれば、次の級への合格は唾手可成となるだろう。
- 相手の守備が崩れた時点で、逆転勝利は唾手可成に見えた。
分類
類義語
- 唾手可得
- 唾手可取
- 易如反掌
- 朝飯前
対義語
- 至難至極
- 難行苦行
- 困難至極