和衷共済
読み方
わちゅうきょうさい
意味
人々が心を一つにし、互いに助け合って物事に当たること。「和衷」は心を合わせること、「共済」は共に助け合うことをいう。特に、困難な状況を皆で協力して乗り越えようとする場合に用いる。
由来
中国の古典に由来する語。『書経(尚書)』皋陶謨に見える「和衷(心を合わせる)」や、『国語』魯語下の「共済(共に渡る・助け合う)」の表現を背景として成立したとされる。「和衷共済」という四字の形がいつ定着したかは明確ではないが、中国で古くから用いられ、日本にも漢籍を通じて伝わった。
備考
文章語・格調高い表現で、式辞、社是、団体の理念などに用いられる。「共済」は保険・協同組合の名称としても使われるが、この語では「互いに助け合う」の意。
例文
- 災害からの復興には、住民、行政、企業が和衷共済の精神で取り組むことが欠かせない。
- 部門間の対立を乗り越え、全社員が和衷共済して新事業を成功へ導いた。
- 困難な時代だからこそ、地域の人々が和衷共済し、支え合う姿勢が求められる。
類義語
対義語
- 反目対立
- 離心離徳
- 孤立無援