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和羹塩梅

読み方:わこう えんばい

意味

君主と臣下、または組織の中心人物と補佐役が、羹(あつもの)を整える塩と梅のように、それぞれの役割を果たしてよく調和すること。特に、優れた臣下・補佐役が主君を適切に助け、政治や仕事を円滑にすることをいう。

由来

中国古典の「書経」説命下に由来する。伝承上は殷(商)王朝の高宗(武丁)が、名臣の傅説に対し「和羹を作るなら、汝は塩梅である」と述べた故事による。羹の味を整える塩と梅になぞらえ、君主を補佐する重臣の重要性を表した。なお、「説命」篇は古文尚書に属し、成立・真偽には古くから議論があるため、本文の正確な成立年代は確定していない。

備考

「塩梅」は単独では「あんばい」と読むことが多いが、この四字熟語では「えんばい」と読む。料理の味加減そのものより、主君と有能な補佐役の調和を表す、やや文語的な語である。

別表記

  • 和羹鹽梅

誤用・混同注意

  • 「塩梅」を「あんばい」と読んで「わこうあんばい」とするのは誤りで、四字熟語としては「わこうえんばい」と読む。
  • 単に料理の味加減を表す語と理解するのは不十分で、本来は君主を補佐する重臣・補佐役のたとえである。
  • 「和光塩梅」と書くのは誤り。正しくは「和羹塩梅」。

例文

  • 新任の副大臣は首相にとって和羹塩梅の存在となり、政策の調整に力を尽くした。
  • 社長と専務が和羹塩梅の関係を築ければ、組織の意思決定はより円滑になる。
  • 彼は前に出るよりも、指導者を支える和羹塩梅の役に徹してチームを成功へ導いた。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字