呼牛呼馬
読み方:こぎゅう こば
意味
他人から牛と呼ばれても馬と呼ばれても気にしない、という意味から、世間の評判・中傷・称賛などを少しも意に介さず、他人の評価に左右されないことをいう。
由来
中国の思想書『荘子』天道篇にある「子、我を牛と呼べば牛といい、我を馬と呼べば馬という」という趣旨の言葉に由来する。戦国時代(紀元前4~3世紀ごろ)に成立したとされる『荘子』の思想を背景に、他人がどのような名を付けてもこだわらない態度を表した語である。
備考
文章語的で、日常会話ではあまり用いられない。「牛や馬のように働く」という意味ではなく、他人からの呼び方や評価を気にしない態度を表す。
誤用・混同注意
- 「牛や馬のように働くこと」や「人から付けられた呼び名を無条件に受け入れること」と誤解しない。
例文
- 彼は批判にも称賛にも呼牛呼馬の態度を貫き、自分の研究を続けた。
- 世間の評判に振り回されないためには、ある程度は呼牛呼馬の心構えも必要だ。
- その芸術家は奇抜だと非難されても、呼牛呼馬とばかりに作品を発表し続けた。
分類
類義語
- 人言を意に介さない
- 毀誉褒貶を意に介さない
- 泰然自若
- 我関せず
対義語
- 他人の評価に一喜一憂すること
- 人目を気にすること
- 毀誉褒貶に振り回されること