吾日三省
読み方:ご じつ さんせい
意味
毎日、自分の行いを何度も振り返り、反省すること。特に、人のために誠実に働いたか、友人に信義を守ったか、学んだことを実践したかなど、自らの言動を厳しく点検するという意味で用いる。
由来
中国の古典『論語』の「学而」編にある、曾子(そうし、紀元前505年頃~紀元前435年頃)の言葉「吾日三省吾身」に由来する。これは「私は毎日、三つの点について自分自身を反省する」という意味で、「吾日三省」はその前半を四字に縮めた形である。『論語』は春秋時代末から戦国時代にかけて編纂されたとされる。
備考
「省」は「省略する」ではなく、「省みる・反省する」の意。原文の「三」は、反省すべき三つの観点を指す。日常会話よりも、教訓的・文章語的な場面で用いられる。
誤用・混同注意
- 「省」を「省略する」の意味と解するのは誤り。ここでは「省みる・反省する」の意。
- 「吾日三生」と書くのは誤記。
例文
- 指導者として、吾日三省の心構えで自分の判断と言動を振り返っている。
- 失敗を他人のせいにせず、吾日三省を実践することが成長につながる。
- 彼は毎晩日記を書き、吾日三省の精神で一日を省みている。