含血噴人
読み方
がんけつ ふんじん
意味
口に含んだ血を人に吹きかけるという字義から、根拠のない悪口やうそを言って、罪のない人をひどく中傷し、陥れようとすることをいう。相手を汚そうとしても、まず血を含む自分の口が汚れるという含意がある。
由来
中国・南宋時代の禅僧、釈暁瑩(しゃくぎょうえい)が12世紀ごろに著した禅籍『羅湖野録』巻二にある「含血噴人、先汚其口(血を含んで人に噴けば、先にその口を汚す)」に基づく。人を中傷して害そうとする者は、かえって自分の品位や立場を損なう、というたとえである。
分類・構成
備考
主に文章語・硬い表現として用いる。「厳しい批判」一般ではなく、事実無根の中傷や、悪意をもって人を陥れる行為を指す。
誤用・混同注意
- 単なる厳しい批判や正当な反論までを「含血噴人」と呼ぶのは不適切で、根拠のない中傷を指す。
例文
- 事実を確かめずに同僚を横領犯だと決めつけるのは、含血噴人にほかならない。
- 匿名の投稿で根拠のないうわさを流す行為は、含血噴人だと批判された。
- 政策への批判は必要だが、人格を攻撃する含血噴人にならないよう、証拠に基づいて論じるべきだ。
類義語
- 誹謗中傷
- 讒言誣告
- 悪口雑言
対義語
- 称賛
- 擁護