可有可無
読み方
かうかむ
意味
あってもなくても差し支えがなく、特に重要ではないこと。また、そのようなさまをいう。人や物事に対して用いる場合は、「なくても困らない存在」という否定的・冷淡な響きを伴うことが多い。
由来
中国の漢文に由来する語で、「可」は「~してよい」、「有」は「ある」、「無」は「ない」の意。「あってもよく、なくてもよい」という構成である。清代の小説『紅楼夢』(18世紀、1791年刊行)にも用例が見られるが、この表現自体の最初の成立時期は明確ではない。日本では漢語として定着し、四字熟語として用いられている。
備考
「可有可無の存在」「可有可無なもの」のように用いる。人に対して使うと、不要・重要でないという強い評価になり得るため、直接的な使用には注意が必要。
例文
- この機能は便利ではあるが、製品の本質に関わらない可有可無の要素だ。
- 参加者をむやみに増やすと、会議が可有可無の発言ばかりになってしまう。
- 彼は自分を可有可無の存在だと思い込んでいたが、実際にはチームに欠かせない役割を担っていた。
類義語
- 不要不急
- 無用の長物
- 枝葉末節
- あってもなくてもよい
対義語
- 必要不可欠
- 不可欠
- 至要至急
- 重要無比