古色古香
読み方
こしょく ここう
意味
古い美術品・建築物・器物などが、長い年月を経たことで醸し出す、古びていて気品のある趣や風格をいう。「古色」は古びた色合い、「古香」は古雅な香り・趣を表す。単に古いという意味ではなく、歴史を感じさせる美しさを含む。
由来
中国・南宋時代(12世紀末~13世紀初め)の趙希鵠による鑑賞書『洞天清録』に見える語とされる。古い鐘や鼎などの器物について、「古色古香」と、その古びた色合いと趣を評価した表現に由来する。日本では古美術や歴史的建造物の風格を形容する語として定着した。
分類・構成
備考
古美術・骨董品・寺社・町並みなど、古さを肯定的に評価する場面で用いる。「古色蒼然」は単に非常に古びているさまにも使われるため、優雅さを強調する「古色古香」とはニュアンスが異なる。
誤用・混同注意
- 「古色蒼然」と混同しない。古色古香は、古びた風格や優雅な趣を特に表す。
- 単に汚れて古い、手入れされていないという否定的な意味で用いるのは不適切な場合がある。
例文
- この寺の本堂は、柱や梁に古色古香たる趣があり、長い歴史を感じさせる。
- 祖父の書斎には、古色古香の机や硯が大切に置かれている。
- 改修後も古色古香の雰囲気を損なわないよう、伝統的な材料が用いられた。
類義語
- 古雅
- 古風
- 古色蒼然
- 年代物
対義語
- 斬新
- 新進気鋭
- 現代的