去華就実
読み方:きょか しゅうじつ
意味
外見だけの華やかさや飾りを捨て、内容の充実や実際の役に立つことを重んじること。「華」はうわべの美しさ・ぜいたくさ、「実」は実質・成果を指す。形式よりも中身を大切にする態度をいう。
由来
中国の前漢の歴史書『漢書』に見えるとされる漢文表現に基づく。「華を去り、実に就く」と訓読し、浮華・虚飾を退けて実質を求める意を表した。『漢書』は班固らによって1世紀ごろに編纂された。
備考
文章語的で、経営・行政・教育方針などを論じる場面で用いられることが多い。華やかさそのものを否定する語ではなく、外見より実質を優先するという褒め言葉である。
別表記
- 去華就實
補足
- 「去華取実」とは書かない。正しくは「去華就実」。
- 「華美を完全に否定する」という意味に限定するのは不正確で、形式より実質を重んじることをいう。
例文
- 新製品の開発では見栄えだけを競わず、去華就実の姿勢で使いやすさを追求した。
- 予算が限られる今こそ、式典は去華就実を旨として、内容のある企画にしたい。
- 彼の経営方針は去華就実で、豪華な社屋より研究開発への投資を優先している。
分類
類義語
対義語
- 虚飾粉飾
- 華美浮薄