質実剛健
読み方:しつじつ ごうけん
意味
飾り気がなく、まじめで実直であるうえに、意志や身体が強く健やかであること。華美さやぜいたくさを求めず、堅実でたくましい人柄・気風・校風などを表す。
由来
「質実」は飾り気がなく中身が充実していること、「剛健」は心身が強く健やかなことをいう。両語を結び付けた四字熟語で、特定の中国古典に見える故事に基づく成句ではない。近代以降、特に明治期以後の教育・修養・学校の校是などで理想的な人格や気風を表す語として広く用いられた。正確な初出年・初出文献は不明。
備考
人・人格のほか、校風、社風、生活態度、製品づくりなどにも用いる。肯定的な語だが、文脈によっては「質素で保守的な気風」を表すこともある。
補足
- 「質実健剛」は語順を入れ替えた誤用であり、標準的な形は「質実剛健」。
- 「質実」は単に貧しいことではなく、飾り気がなく実直で内容が充実していることを表す。
例文
- 本校は、質実剛健の精神を校風として大切にしている。
- 祖父は質実剛健な人で、ぜいたくは好まなかったが、家族には深い愛情を注いだ。
- 派手な宣伝よりも質実剛健な製品づくりを貫く企業姿勢が、長年の信頼につながっている。
分類
類義語
対義語
- 華美軽薄
- 虚飾浮華
- 軟弱