去者不追
読み方
きょしゃ ふつい
意味
自分のもとを去ろうとする人を、無理に引き留めたり後を追ったりしないこと。去る人の意思や選択を尊重して見送る態度をいう。多くは「来る者は拒まず」と対にして用いられる。
由来
中国の儒家経典『孟子』の「尽心下」にある「往者不追、来者不拒(往く者は追わず、来る者は拒まず)」に由来する。孟子が活動した戦国時代の前4〜前3世紀頃の思想を伝える句で、日本では「往者」を「去者」に改めた「去者不追」が四字熟語として定着した。
備考
冷淡に相手を突き放すというより、本人の意思を尊重する態度として使う。原典では「来者不拒」と対句になっており、両方を合わせて用いられることも多い。
例文
- 彼は去者不追の考え方で、別れを選んだ友人を無理に引き留めなかった。
- 退職を申し出た社員には去者不追の姿勢を示しつつ、円満な引き継ぎの場を設けた。
- その先生は来者不拒・去者不追を信条とし、学びたい者を分け隔てなく受け入れた。
類義語
- 去る者は追わず
- 往者不追
- 来る者は拒まず、去る者は追わず
対義語
- 去る者を追う
- 引き留める
- 執着する