危機存亡
読み方:きき そんぼう
意味
組織・国家・事業などが、存続して生き残るか、滅びてしまうかの重大な瀬戸際に置かれていること。非常に深刻な危機的状況をいう。
由来
「危急存亡」は、中国・三国時代(3世紀)の諸葛亮による「出師表」にある「此誠危急存亡之秋也(まことに危急存亡の秋なり)」に由来する。「危機存亡」は、その「危急存亡」と、「危機」「存亡」という語の結び付きから日本語で定着した表現とされる。正確な成立時期は不詳だが、近代以降に広まった語とみられる。
備考
主に国家・組織・企業など、大きな対象の存続が問題となる場面で用いる。古典に直接見える語形は「危急存亡」であり、「危機存亡」とは区別して扱うことがある。
誤用・混同注意
- 「危急存亡」と同一の語形・出典だとみなすこと。「出師表」に見えるのは「危急存亡」であり、「危機存亡」ではない。
- 「危機一髪」と混同し、個人の一瞬の危険を表す語として用いること。主に組織などの存続に関する重大局面をいう。
例文
- 経営再建に失敗すれば、会社は危機存亡の局面を迎える。
- 大災害からの復興は、その地域の危機存亡にかかわる課題である。
- この選挙は、党の危機存亡を左右する重要な戦いだ。