半死半生
読み方:はんし はんしょう
意味
死にかけているが、まだ完全には死んでいない状態。転じて、非常に重いけがや病気、あるいは極度の疲労などによって、命が危ぶまれるほど弱り切っていることをいう。
由来
前漢の文人・枚乗(ばいじょう)が紀元前2世紀ごろに著した賦「七発」に見える表現で、「竜門の桐」の根が半ば死に、半ば生きているさまを述べた語に由来する。「七発」はのちに中国の詩文選集『文選』に収録され、日本にも伝わった。
備考
「半死半生の重傷」「半死半生の状態」のように、生命に関わる深刻な状況で用いる。疲労を強調する比喩としても使えるが、やや大げさで重い表現である。
補足
- 「九死一生」と同義と誤解されることがあるが、「九死一生」は危機を脱してかろうじて助かること、「半死半生」は死にかけている状態そのものをいう。
例文
- 交通事故に遭い、彼は半死半生の重傷を負った。
- 長い闘病の末、彼女は半死半生の状態からようやく回復した。
- 厳冬の山中で遭難した登山者は、半死半生で救助された。
分類
類義語
- 満身創痍
- 瀕死
- 虫の息
対義語
- 無病息災
- 生気溌溂