千里同風
読み方:せんり どうふう
意味
千里も離れた遠い地域まで、風俗や習慣が同じであること。政治や教化が行き届き、国や世の中がよく治まっている状態のたとえ。
由来
中国の『漢書』王吉伝にある「百里不同風、千里不同俗(百里ごとに風俗が異なり、千里ごとに習俗が異なる)」という、土地による習慣の違いを述べた文を踏まえた語とされる。「千里同風」はその反対に、広い範囲で風俗が統一されている理想的な治世を表す。『漢書』は後漢の班固らにより1世紀後半ごろに編纂された。
備考
「風」は風や天候ではなく、「風俗・習慣」の意。現代の日常会話ではあまり使われず、歴史・政治・文章語で、天下がよく治まる理想を述べる際に用いられる。
例文
- 中央の法と教育が隅々まで行き渡り、千里同風の世が実現したとたたえられた。
- 交通や通信が発達したからといって、全国が千里同風になったとは限らない。
- 地方固有の文化を尊重するため、千里同風を理想とする一律の政策には慎重であるべきだ。
分類
類義語
対義語
- 百里不同風
- 千里不同俗