千編一律
読み方:せんぺん いちりつ
意味
多数の詩文や作品、企画などが、すべて同じ調子・型にはまり、変化や個性、独創性がないこと。もとは詩文の韻律が一様である意だが、現在は内容・形式・対応などが画一的で、代わり映えしない様子を批判的にいう。
由来
明代の文人・王世貞(おうせいてい)が著した文芸批評書『芸苑卮言』に見える語とされる。16世紀後半、明の嘉靖年間ごろに成立した同書で、多くの詩文が同一の調子・韻律に陥っていることを表した。「千編」は数多くの詩文、「一律」は同じ音律・調子の意である。
備考
多くは否定的に用いる。「千編一律な企画」のように名詞を修飾するほか、「内容が千編一律だ」ともいう。「千篇一律」も辞書に認められる表記である。
別表記
- 千篇一律
補足
- 「千編一率」は誤り。「いちりつ」は「一律」と書く。
- 「千篇一律」は誤記ではなく、辞書でも認められる表記である。
例文
- このドラマは毎回同じ展開で、少し千編一律だと感じた。
- 研修資料が千編一律の表現に終始していて、部署ごとの課題が見えにくい。
- 子どもたちの作品を千編一律に評価せず、それぞれの工夫を認めるべきだ。
分類
類義語
- 画一的
- 一本調子
- 紋切り型
- 判で押したよう