十把一絡
読み方
じっぱ ひとからげ
意味
多くの物事や人について、それぞれの違い・事情・価値を考えずに、一つにまとめて同じように扱うこと。個性や優劣を無視して乱暴に扱うという、批判的な意味合いで使われることが多い。
由来
「把」は手でつかめるほどに束ねた量、「絡げ」はひもなどでくくって一つにまとめることをいう。「十把を一絡げにする」、すなわち十の束を一つにくくる意から、異なるものを区別せず一括して扱う意味になった。正確な初出・成立時期は不明で、日本語の慣用表現として定着した語である。
分類・構成
備考
「十把一絡げ」とも書く。人・意見・作品などを一律に扱うことへの非難として用いられる場合が多い。単に効率よく分類・集約するという中立的な意味では使いにくい。
誤用・混同注意
- 「十把一絡」を「じっぱいちらく」と音読みするのは誤りで、通常は「じっぱひとからげ」と読む。
- 「十把一絡」は「十把一絡げ」と表記されることもあり、どちらも用いられる。
- 単に「十個を一つにまとめる」という字義どおりの数量表現ではなく、個別の違いを無視して一括りにするという批判的な意味で使う。
例文
- 年齢だけで若者を十把一絡にして評価するのは適切ではない。
- その評論は、異なる立場の研究者を十把一絡に批判している。
- 地方の文化を十把一絡に「古い」と片づけず、それぞれの背景を理解したい。
類義語
- 一括
- ひとまとめ
- 一律
- 一概