十中八九
読み方:じっちゅう はっく
意味
十のうち八、九の割合という意から、ある事柄がそうである可能性が非常に高いこと、または大部分がそうであることをいう。完全に確実とは断定できないが、「ほとんど間違いない」というニュアンスで用いる。
由来
中国・南宋時代の禅宗史書『五燈会元(ごとうえげん)』に見られる語とされる。同書は禅僧の普済が1252年ごろに編んだもの。「十の中の八、九」の意から、ほとんど・大部分を表す表現として日本語にも定着した。
備考
確率や推量について、「ほとんどそうだが、絶対とは断言しない」という含みで使う。「八九」は「はっく」と読む。「十中八、九」と読点を入れる表記もある。
補足
- 「じゅうちゅうはちきゅう」と読まない。標準的な読みは「じっちゅうはっく」。
- 「十中八苦」は誤記であり、正しくは「十中八九」。
例文
- 過去の記録から判断すれば、その計画は十中八九成功するだろう。
- この強い雨では、明日の試合は十中八九中止になる。
- 彼から連絡がないところを見ると、十中八九まだ移動中なのだろう。
分類
類義語
- 九分九厘
- 大方
- ほぼ確実
対義語
- 十中一二
- 皆無