前古未聞
読み方:ぜんこ みもん
意味
これまでの長い歴史を通じて、聞いたことがないほど珍しく、前例がないこと。「前代未聞」とほぼ同じ意味で、事件・記録・規模などがきわめて異例であることを強調していう。
由来
「前古」は過去の時代・昔からこれまで、「未聞」はまだ聞いたことがないことを表す。中国の漢文に見られる語法に基づく四字熟語で、「昔から聞いた例がない」という意味から成立した。特定の一書を典拠とする定説や、正確な成立年代は明確ではない。
備考
現代では「前代未聞」のほうが一般的で、「前古未聞」はやや硬く文章語的な表現である。単に珍しいだけでなく、過去に例がないほど異例だという強い意味を持つ。
誤用・混同注意
- 「前代未聞」と混同しやすいが、「前古未聞」も辞書に載る正しい四字熟語である。
- 「全古未聞」とは書かない。正しくは「前古未聞」。
例文
- この規模の豪雨は、この地域では前古未聞の災害だと報じられた。
- 新人選手が一年目で全試合に出場するとは、前古未聞の快挙である。
- 会社は前古未聞の赤字を計上し、経営方針の抜本的な見直しを迫られた。
分類
類義語
対義語
- 平々凡々
- 月並陳腐