前古未曾
読み方
ぜんこ みぞう
意味
昔から現在まで、一度も例がなかったこと。過去に前例がないほど珍しいこと、または規模・内容が非常に大きく新しい出来事をいう。「前古」は昔から今まで、「未曾」はいまだかつてないことを表す。
由来
「前古(昔から今まで)」と「未曾(いまだかつてない)」を組み合わせた漢語的表現である。中国古典に見られる「前古未有」などの表現とも意味が近いが、「前古未曾」そのものの成立時期や特定の典拠は明確ではない。成立した時代は不詳。
分類・構成
備考
文章語的で、重大な出来事や前例のない成果を強調する際に用いる。現代語では、同じ意味の「未曾有」や「前代未聞」のほうが一般的に使われる。
誤用・混同注意
- 「前古未曽」も用いられる。「曽」は「曾」の新字体であり、表記ゆれとして扱われる。
- 「前古未曾有」は「有」を伴う五字の語形であり、「前古未曾」とは字数が異なる。
例文
- この発見は、医学史上でも前古未曾の成果として評価されている。
- その豪雨は地域に前古未曾の被害をもたらした。
- 研究チームは、前古未曾の規模となる観測計画を発表した。
類義語
対義語
- 先例のあること
- ありふれたこと
- 平々凡々