円満具足
読み方:えんまん ぐそく
意味
すべての必要な要素が完全に備わり、欠けているところがないこと。特に仏教では、功徳・知恵・能力などが十分にそなわって完成している状態をいう。転じて、人の人格や物事の内容が申し分なく整っていることにも用いる。
由来
仏教語に由来する。「円満」は欠けるところなく完全であること、「具足」は必要なものをすべて備えていることを表す。中国で漢訳された仏典で用いられた語彙を背景とし、日本にも仏教の伝来(6世紀以降)とともに定着したと考えられる。特定の一書だけを初出とする語ではなく、成立年は特定しにくい。
備考
本来は仏教的な文脈で、功徳や徳性が完全に備わることをいう語。現代では一般に「必要な条件が完全にそろっている」の意でも使うが、日常会話より文章語・硬い表現として用いられる。
例文
- 仏は慈悲と智慧を円満具足した存在として説かれる。
- 長年の修行を経て、彼の技術は円満具足の域に達した。
- この計画は人員・資金・設備が円満具足しており、すぐに実行へ移せる。
分類
類義語
対義語
- 不完全
- 不備
- 欠損
- 不足