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内省不疚

読み方:ないせい ふきゅう

意味

自分の心や行いを深く省みても、やましい点や恥じる点がないこと。自らに後ろめたいところがなければ、不安や恐れを抱く必要はない、という意味で用いる。

由来

春秋時代の孔子(紀元前6〜5世紀)の言行を伝える中国の古典『論語』の「顔淵」篇にある言葉。「君子不憂不懼(君子は憂えず懼れない)」という孔子の説明として、「内省不疚、夫何憂何懼(内省してやましいところがなければ、何を憂え何を懼れるのか)」と述べられたことに由来する。

備考

現代の日常会話ではあまり用いず、文章語・教訓的な文脈で使われる。「内省」は単なる反省ではなく、自分の内面や行為を省みること。「疚」は、やましさ・心のとがめをいう。

誤用・混同注意

  • 「内省不咎」は誤り(正しくは「内省不疚」)。「疚」は、やましさ・心のとがめを表す。
  • 「内省」を「ないしょう」と読まない。標準的な読みは「ないせいふきゅう」。

例文

  • 日頃から誠実に職務を果たしていれば、内省不疚であり、根拠のない非難を恐れる必要はない。
  • 彼は会計処理を一つずつ確認し、内省不疚の気持ちで監査に臨んだ。
  • 指導者には、内省不疚と言えるほど公正な判断を積み重ねる姿勢が求められる。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字