傾側偃仰
読み方:けいそく えんぎょう
意味
物事や世の中の情勢が、傾いたり起き上がったりするように、絶えず変化して安定しないことをいう。また、その変化に伴って、人の境遇・地位・態度などが上がったり下がったりすることにもいう。
由来
「傾側」は傾くこと・片寄ること、「偃仰」は伏したり仰いだりすることを表す漢語である。この二語を並べ、物事が上下・変動して定まらないさまを表す四字句となった。中国古典由来の語とされるが、定型句としての確実な初出文献および成立年代は未詳である。
備考
日常会話ではほとんど用いない難語で、文章語・漢文調の表現である。個人の身の上にも社会情勢にも用いられるが、「変動・浮き沈み」の文脈で使う。
例文
- 市場の傾側偃仰が激しい時期ほど、短期的な値動きだけで経営方針を決めるべきではない。
- 政権交代後の傾側偃仰の中で、彼は変わらず地域の課題に取り組んだ。
- 人生には傾側偃仰があるからこそ、順境のうちに備えを整えておくことが大切だ。
分類
類義語
- 栄枯盛衰
- 浮沈消長
- 変転極まりない