伏竜鳳雛
読み方:ふくりょう ほうすう
意味
世にまだ広く知られていない、非常に優れた才能をもつ人物のたとえ。将来大きく活躍することが期待される、隠れた英才・俊才をいう。「伏竜」は身を隠した竜、「鳳雛」は鳳凰のひなを表す。
由来
中国の故事に由来する。『三国志』蜀書「諸葛亮伝」の裴松之注に引かれる東晋(4世紀)の史書『襄陽記』で、司馬徽が諸葛亮を「伏竜」、龐統を「鳳雛」と評した故事に基づく。劉備に対し、この二人のうち一人を得れば天下を安んじられるほどの人材だと称賛したことから生まれた。
備考
主に、まだ世間に認められていない優秀な若者・人材をほめる語として用いる。諸葛亮と龐統を指す故事が背景にあるため、やや格調高い表現である。
別表記
- 伏龍鳳雛
補足
- 「伏竜」は「伏龍」とも書くが、「服竜鳳雛」とするのは誤り。
- 「鳳雛」を単に才能ある人物一般ではなく、未発見・将来有望な人材をたとえる語である点に注意。
例文
- 彼はまだ学生だが、研究室では伏竜鳳雛と期待されている。
- 地方の小さな会社にも、伏竜鳳雛と呼ぶべき若い技術者がいる。
- 今回の新人発表会には、各分野の伏竜鳳雛が集まった。
分類
類義語
- 麒麟児
- 逸材
- 英才
- 俊英
- 将来有望
対義語
- 凡庸な人物
- 無能な人物