今是昨非
読み方
こんぜ さくひ
意味
昨日まで正しいと思っていたことが誤りであり、今日になって初めて正しい道理や行いに気づいた、という意味。過去の自分の考えや行動を反省し、誤りを改めて正しい方向へ進むことを表す。
由来
中国・東晋の詩人、陶淵明(365~427)の「帰去来辞」にある「覚今是而昨非(今の是にして昨の非なるを覚る)」に由来する。陶淵明が官職を辞して故郷へ帰る際、これまでの生き方の誤りを悟り、これから正しい生き方を選ぶ決意を述べた句である。成立は帰郷した405年ごろとされる。
備考
主に、過去の誤りを反省して現在の正しい生き方に目覚めるという前向きな文脈で用いる。日常会話よりも文章語・教訓的な表現として使われることが多い。
例文
- 会社員時代の価値観を振り返り、自然の中で暮らす今こそ今是昨非だと感じた。
- 彼は失敗を隠さず、今是昨非の思いで業務の進め方を改めた。
- 若いころの自分を省みると、今是昨非という言葉の重みがよく分かる。
類義語
- 昨非今是
- 改過自新
- 過ちを改める