人心難測
読み方:じんしん なんそく
意味
人の本心や考えは外見だけでは分からず、推し量ることが非常に難しいという意味。「人心」は人々の心・本心、「難測」は測り知りがたいことを表す。相手の真意や将来の心変わりが予測できない場合に用いる。
由来
中国の漢文に由来する漢語的な表現で、「人心(人の心)は難測(測りがたい)」という主語・述語の形から成る。中国で古くから用いられた「人心難測、海水難量(人の心は測りがたく、海の水も量りがたい)」などのことわざ的表現とも通じる。成立した正確な年代や、単一の典拠となる古典は明確ではない。
備考
やや硬く、文章語・評論的な表現。人の心の複雑さや真意の分かりにくさを述べる語であり、相手を一方的に不誠実だと決めつける意味ではない。
誤用・混同注意
- 通常は「じんしんなんそく」と読む。「にんしんなんそく」とは読まない。
- 「人心不測」は類似する別表現であり、「人心難測」の誤記・異字体ではない。
例文
- 親しそうに接していても本心までは分からない。まさに人心難測だ。
- 交渉相手が急に態度を変えたため、部長は人心難測だと感じた。
- 人心難測とはいえ、憶測だけで同僚を疑うのは避けるべきだ。
分類
類義語
- 人心測り難し
- 他人の心は闇
- 人心不測