交浅言深
読み方:こうせん げんしん
意味
人との交際や付き合いがまだ浅いのに、その関係にふさわしくないほど立ち入った深い話や、重大な意見を述べること。相手との親しさや信頼関係を考えずに話しすぎる軽率さを戒める語。
由来
中国の戦国時代の策士たちの言説を集めた『戦国策』の「趙策」に見える「交浅而言深者、愚也(交わりが浅いのに深いことを言う者は愚かである)」に基づく。記事の時代は戦国時代(紀元前5世紀〜紀元前3世紀)で、『戦国策』自体は前漢末の劉向が紀元前1世紀ごろに編纂したとされる。
備考
主に、親しくない相手に立ち入りすぎた話をすることへの戒めとして用いる。率直に語ることを褒める表現ではなく、やや硬い文章語・教訓的な表現である。
別表記
- 浅交言深
誤用・混同注意
- 親しくない相手に率直に話すことを褒める語ではなく、交際の浅さに不相応な深い話をする軽率さを戒める語である。
- 「こうせんげんじん」と読むのは誤りで、正しくは「こうせんげんしん」。
例文
- 初対面に近い相手へ家庭の事情まで尋ねるのは、交浅言深というべきだ。
- 彼は交浅言深にならないよう、取引先との関係が深まるまでは慎重に言葉を選んだ。
- まだ入社したばかりなのに経営方針を強く批判すると、交浅言深だと受け取られるおそれがある。
分類
類義語
- 軽率発言
- 不用意な発言