五内如焚
読み方
ごだい じょふん
意味
心臓・肝臓・脾臓・肺臓・腎臓という五臓が、火で焼かれるように感じるほど、心の中で激しく苦しみ悲しむこと。深い悲嘆、心痛、焦燥などを表す。
由来
中国南朝宋の劉義慶が5世紀前半(430年頃)に編纂した世説新語に見える「五内倶焚(五内がともに焼ける)」という表現に基づく。「五内」は五臓を、「如焚」は火で焼かれるようであることを表し、内臓が焼けるほどの激しい苦痛をたとえた語である。
分類・構成
備考
主に深い悲しみ・心痛・不安を強調する文語的な表現で、日常会話ではあまり用いない。「五内」は古代中国の五臓の考え方に基づく語である。
誤用・混同注意
- 「ごないじょふん」と読まない。標準的な読みは「ごだいじょふん」。
- 「五臓如焚」は意味は通じるが、定着した四字熟語の表記は「五内如焚」である。
例文
- 突然の訃報を受け、遺族は五内如焚の思いで知らせを聞いた。
- 行方不明の子どもを案じる母親は、五内如焚の苦しみを抱えていた。
- 信頼していた友人に裏切られた彼は、五内如焚の思いを日記につづった。
類義語
- 五内倶裂
- 断腸之痛
- 焦心苦慮