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事寛則円

読み方:じ かん そく えん

意味

物事は、あせらずにゆとりを持って処理すれば、最終的には円満にまとまり、よい結果に至るということ。性急に結論を出したり、無理に押し通したりするよりも、落ち着いて対処することの大切さを説く。

由来

中国・明代末期の洪応明(こうおうめい/洪自誠)による処世訓集『菜根譚』に見える「事寛則円、太剛則折」に基づく。『菜根譚』は16世紀末から17世紀初め頃に成立したとされる。「事は寛くして、すなわち円かなり」と訓読し、事をゆったり扱えば円満に収まる、という意味である。

備考

「寛」は、心や処置にゆとりがあること、「円」は円満にまとまることを表す。日常会話よりも、文章・訓話・ビジネス上の教訓などで用いられることが多い。

例文

  • 交渉が難航しているからこそ、事寛則円の姿勢で相手の事情をよく聞くべきだ。
  • 上司は、苦情への対応では事寛則円を心掛け、すぐに責任を追及しないよう部下に伝えた。
  • 期限が迫っていても、事寛則円という言葉を思い出し、拙速な判断を避けて資料を確認した。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字