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九牛一毛

読み方:きゅうぎゅう の いちもう

意味

多数の牛の中の一本の毛という意から、非常に大きな全体の中の、ごくわずかな部分をいう。また、大きな損失や犠牲に比べれば、問題にならないほど小さいもののたとえにも用いる。

由来

前漢の司馬遷が紀元前93年ごろに記したとされる「報任少卿書(任安に報ずる書)」にある「九牛亡一毛(九頭の牛から毛が一本なくなる)」に基づく。この文は後に『漢書』の「司馬遷伝」に収められ、「九牛一毛」の形で、膨大なものに比べてごくわずかなことを表す故事成語となった。

備考

「取るに足りないほど小さい」という比喩であり、努力や寄付などを必要以上に軽く扱う響きになることがある。相手の行為について使う際は文脈に注意する。

補足

  • 「九牛一毛」を単に「牛の毛が多いこと」の意味で用いるのは誤り。大きな全体に対してごくわずかな部分・損失をいう。

例文

  • 今回の損失は会社全体の資産から見れば九牛一毛にすぎない。
  • この寄付額は被災地に必要な支援に比べれば九牛一毛だが、少しでも役に立てばうれしい。
  • 世界の研究成果からすれば、私たちが知っていることは九牛一毛にすぎない。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字