乗風破浪
読み方:じょうふう はろう
意味
風に乗り、荒い波を打ち破って進む意から、大きな志を抱き、困難や障害を恐れずに勇敢に前進すること。また、そのような気概をいう。
由来
中国の正史「宋書」宗慤伝に見える故事による。南朝宋(5世紀)の武将・宗慤が、少年時代に将来の望みを問われ、「願わくは長風に乗りて万里の浪を破らん(願乗長風破万里浪)」と答えたという。この言葉の「乗風」「破浪」を縮めて四字熟語となった。「宋書」の編纂は南朝梁の492~493年頃。
備考
主に文章語・演説調で用いられ、前向きな決意や開拓者精神を強調する。単に勢いよく進む意味よりも、困難を乗り越える強い志に重点がある。
誤用・混同注意
- 「乗風波浪」は誤り。「破浪」は「荒波を破る」の意である。
- 原典の「乗長風破万里浪」を、そのまま四字熟語の正式形と誤解しないよう注意する。
例文
- 彼は失敗を恐れず、海外市場の開拓へ乗風破浪の気概で挑んだ。
- 数々の困難に直面しても、乗風破浪の精神で研究を続けた。
- 新天地を目指す若者たちの姿には、まさに乗風破浪という言葉がふさわしい。