不可勝数
読み方:ふか しょうすう
意味
数え尽くすことができないほど、非常に数が多いこと。「勝」は、すべてを尽くす・耐えるという意味で、「数えようとしても尽くせない」の意を表す。人・物・事例などが膨大にある場合に用いる。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀(前91年頃に完成)に編んだ『史記』に見える表現に由来する。「不可」は「~することができない」、「勝」は「尽くす」、「数」は「数える」の意であり、文字どおりには「数え尽くすことができない」となる。
備考
文章語・硬い表現であり、日常会話では「数え切れないほど多い」と言うことが多い。「不勝枚挙」と意味は近いが、別の熟語である。
別表記
- 不可勝數
誤用・混同注意
- 「勝」を『かつ』と読んで「ふかかつすう」としない。正しくは「ふかしょうすう」。
- 「不勝枚挙」と混同しない。意味は似ているが、別の熟語である。
- 「不可勝算」「不可勝手」などと書き換えるのは誤り。
例文
- この地域には、歴史的な建造物が不可勝数に残されている。
- 災害の被害を受けた人々から、支援への感謝の声が不可勝数寄せられた。
- 彼の研究成果は不可勝数に及び、一つ一つをここで紹介することはできない。
分類
類義語
- 不勝枚挙
- 枚挙にいとまがない
- 無数
- 恒河沙数
対義語
- 寥寥無幾
- 有数