恒河沙数
読み方:ごうがしゃ すう
意味
数え切れないほど非常に数が多いこと。インドのガンジス川(恒河)の砂粒の数ほど多い、というたとえから、物事・人・情報などが無数にあることを表す。
由来
仏教語。インドのガンジス川を指す「恒河」の砂の数は数え切れないほど多いことから生まれた表現である。中国訳仏典では、5世紀初頭(後秦時代、402年ごろ)に鳩摩羅什が漢訳したとされる『阿弥陀経』に「恒河沙数諸仏」として見られる。
備考
主に文章語・改まった表現として用いる。「恒河沙数の~」「恒河沙数に及ぶ」の形が多い。厳密な数量を示す語ではなく、途方もなく多いことの強調である。
別表記
- 恒河砂数
誤用・混同注意
- 「恒河砂数」も辞書で認められる表記だが、原典に基づく標準的な表記は「恒河沙数」である。
- 「こうがしゃすう」と読まれることがあるが、標準的な読みは「ごうがしゃすう」。
例文
- 宇宙には、恒河沙数の星々が存在すると考えられている。
- インターネット上には恒河沙数の情報があり、情報の真偽を見極める力が必要だ。
- 研究者たちは恒河沙数に及ぶ資料を調べ、ようやく結論に達した。
分類
類義語
- 無数
- 無量無辺
- 数え切れないほど
- 星の数ほど
対義語
- 少数
- 寡少
- 微少