不可一世
読み方:ふか いっせい
意味
その時代に並ぶ者がいないほど、権勢・名声・才能などが非常に盛んなこと。また、そのように勢いがあり、他人を見下すほど尊大な態度をとること。現代では、後者の批判的な意味合いで用いられることも多い。
由来
中国・南宋時代(13世紀)の羅大経による随筆『鶴林玉露』に見える語とされる。「一世」は一つの時代・当代をいい、「一世に比べられる者がいないほどである」という意味から、当代随一の勢い・名声を表すようになった。
備考
本来は「当代に並ぶ者がないほど勢いがある」という意味だが、現在は「権勢を頼んで横柄である」という批判的な文脈でもよく使われる。人・勢力・名声などに用いる。
例文
- その実業家は新事業を次々に成功させ、しばらくは業界で不可一世の存在だった。
- 権力を手にした彼は不可一世の態度をとり、周囲の忠告に耳を貸さなくなった。
- その画家は若い頃、斬新な作風によって美術界で不可一世を誇った。
分類
類義語
対義語
- 平々凡々
- 平凡無奇
- 無名小卒