不倫不類
読み方:ふりん ふるい
意味
人として守るべき道理・倫理に外れ、しかも同類や比べられるものがないほど異様であること。また、そのように常識外れで風変わりなさまをいう。
由来
「不倫」は本来、人として守るべき道(人倫)に外れること、「不類」は同じ類・仲間に属さないことを表す。中国・明代、17世紀前半の戯曲『療妬羹』に「不倫不類」の用例があり、これが典拠として挙げられる。日本語では、人道に外れた行為や、類例のない奇異な事柄を批判的にいう語として用いられる。
備考
現代では使用頻度が高くなく、強い非難や否定の響きを伴う。「不倫」はこの語では、配偶者以外との恋愛という現代的な意味に限らず、「人の道に外れる」の意である。
別表記
- 不倫非類
誤用・混同注意
- 「不倫」を現代語の「配偶者以外との恋愛」の意味だけで解釈するのは誤り。この語では「人倫・道理に外れること」をいう。
例文
- 他者を傷つける不倫不類の行為は、いかなる事情があっても正当化できない。
- 彼の主張は根拠も分類も定まらず、不倫不類だと厳しく批判された。
- 既成のジャンルに収まらない作品を、安易に不倫不類として切り捨てるべきではない。
分類
類義語
- 奇怪千万
- 荒唐無稽
- 非常識