三陽開泰
読み方
さんよう かいたい
意味
冬が終わって春が訪れること。また、悪い状態が続いた後に運気が好転し、平和で繁栄したよい時期が開けること。「三陽」は陽の気が次第に増して満ちること、「泰」は安泰・通泰を表す。
由来
中国古典の易経にある六十四卦の「泰卦」の思想に基づく語で、成立した正確な年は不明である。易では冬至後、陽の爻が一つ、二つ、三つと増え、正月には三つの陽爻をもつ「泰」の卦になると考える。陰が退き陽気が盛んになって天地が通じ、万物が栄える状態を「三陽開泰」と表した。
分類・構成
備考
新年の祝詞や書画の題として用いられる、縁起のよい語である。日本語では日常会話よりも、年始のあいさつ・漢詩文・格調高い文章で使われることが多い。
誤用・混同注意
- 「三陽開太」は誤り(正しくは「三陽開泰」)。
- 「三羊開泰」は中国語圏で語呂合わせ的な異表記として見られるが、日本語の標準表記は「三陽開泰」。
例文
- 新年の書き初めに「三陽開泰」と記し、一年の平安と発展を願った。
- 長引いた不況を乗り越え、地域の商店街にも三陽開泰の兆しが見え始めた。
- 厳しい冬が去り、三陽開泰を思わせる暖かな春の日差しが差し込んだ。
類義語
対義語
- 陰盛陽衰
- 前途多難